お知らせ
「SouSou ID」:FPoSライブラリ活用の民間実装第一号
2024年10月22日 / プレスリリース
株式会社そうそうは、日本通信株式会社の連結子会社であるmy FinTech株式会社との業務提携に基づき、エンディングプラットフォーム「SouSou」で発行される「SouSou ID」に「FPoSライブラリ(※1)」を導入することを決定しました。2024年12月頃にリリース予定のiOS及びAndroidアプリ版に実装される予定です。
FPoSライブラリがSouSouのアプリに導入されることによって、国内外でも類例のない電子証明書に基づくデジタルIDを発行する世界初のライフエンディングサービスが実現されます。具体的には、次のような機能のアップデートを検討しています。
「SouSou」にFPoSライブラリが導入されることで実現できる仕組み
・本人性の担保および電子署名の付与
既存のプラットフォームサービスでは、アカウントのなりすましが横行しており、デジタル上に登録されているパーソナルデータの本人性を証明できないものがほとんどです。特に、ライフエンディング分野では、デジタル上に保存されている情報の本人性が担保されていないと、遺族や事業者が本人の没後に関わる重要な意思決定やサービスの履行時に参照できないと考えられます。
そこで、FPoSの「本人確認を確実に行い、当人認証においては間違いなく本人であることを認証できる」仕組みを活用することで、SouSouが提供する各種コンテンツ、特に、エンディングノートの作成者が「その人本人であること」を確実に示すことで、遺族をはじめ残された人たちが安心して故人の意思を確認できるようになります。
さらに、FPoSの電子証明書は、電子署名法に基づく認定認証局が発行しており、法的裏付けを持つ電子署名機能をSouSouに実装することができます。現在、国内でも検討が推進されている遺言の電子化における要件としても本人確認・電子署名の必要性は議論されており、SouSou上では両要件を満たす形でサービスの開発を進めることを検討しています。
・外部連携サービスの提供
SouSouではご利用者様の明確な同意に基づいて、エンディングのご意向に関する情報やご逝去の情報等を当社提携先の外部サービスに連携します。
提携先のサービスでは連携された情報に基づき様々なサービスをご提供します。例えば、保険請求権が発生していることや生前に互助会に加入していた情報をご遺族に通知するような活用が考えられます。
※1FPoSライブラリのコア機能について
FPoSライブラリとはFPoSのコア機能(日本通信の特許技術)をツール化した認証基盤であり、あらゆる事業者が自ら提供するアプリケーション内に以下の仕組みを搭載できるようになります。
- マイナンバーカードのICチップに搭載される秘密鍵と電子証明書を使って署名検証を行うことで実施する確実な身元確認
- スマートフォンに内蔵される HSM(ハードウェア・セキュリティ・モジュール)内で秘密鍵を生成・保管し、同時に電子認証局が電子証明書を発行
- マイナンバーカードをトラストアンカーとして一人一人に発行する一意の共通コード
- 本人の許諾がある場合に限り提供される事業者間におけるパーソナルデータのデータ連携
「SouSou」にFPoSライブラリを採用した理由
上述したサービスの将来構想を実現するにあたって、当社が自社アプリにFPoSライブラリを採用した理由は以下のとおりです。
- 国内で唯一スマートフォンをベースに、認定電子証明書を発行できる機能を有していること
- JPKIと比較して価格に優位性があることから、アプリケーションへの導入および運用で発生する費用を削減できること
- 既に群馬県前橋市をはじめとして、複数の自治体での導入実績を有していること
- FPoSライブラリにより自社のアプリケーションに認定電子証明書を活用し、セキュアなIDを自社IDとして活用可能なこと
- 複数事業者を跨る形でのデータ連携の構想を掲げており、将来的には民間協業他社とのデータ連携の可能性が見込まれること
「SouSou ID」は、FPoSライブラリ活用の民間実装第一号案件となる予定です。当社は、日本通信株式会社およびmy FinTech株式会社との協力関係のもと、本取り組みを継続的に進めて参ります。なお、SouSouの基本概要につきましては以下を参照してください。
「SouSou」の基本概要
「SouSou」は、デジタル技術の特性を活用して、「残す人(故人)」と「残される人(ご遺族・ご友人)」の想いを繋ぎ、新しいエンディングの体験を創出するデジタル・プラットフォームです。利用者は次の3つの主要機能を無料で利用できます。
①エンディングノート | Q&A方式でエンディングに関する必要な情報を簡単に整理できる仕様になっています。各質問ごとに公開する利用者の範囲を指定したり、つながりのある利用者が質問をリクエストしたりすることが可能です。 |
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②タイムカプセルレター | 利用者が亡くなった後に、大切な人にメッセージを届けることができます。子どもの誕生日や結婚式等、特定の状況を送信条件として指定できます。 |
③メモリアルページ | 家族や大切な友人の「お別れの言葉」や故人と撮影した想い出の写真を集め、それらをデジタル上にまとめることで大切な人をいつでも追悼できます。 |
上記の主要機能に加えて、SouSouでは、FPoSライブラリの搭載で実現される公的情報に基づく本人認証や電子署名の技術を活用して、現在、法務省が検討している「遺言の電子化」や、遺族と各種民間事業者の間で発生する「手続きの自動化」に関連するプロダクトの開発を目指しています。
2024年10月現在でもエンディングプラットフォームSouSouβ版は、どなたでも無料でご利用になれます。ご興味のある方は下記のリンクからサービスを使用してみてください。
サービスリンク:https://sousou-platform.com
※当社の公式サイト及び関連サービス
SouSou コーポレートサイト:https://sousou-official.com
SouSou Memorial Goods:https://sousou-official.com/products
SouSou Media:https://sousou-media.com
日本通信株式会社について
日本通信株式会社は、1996年の創業時から強い信念をもってMVNOという新たな産業を生み出してきた会社です。あらゆるものがデジタル化し通信でつながる今日において、日本通信の特許技術であるモバイル専用線は、その主要システム全てにおいて国際セキュリティ基準のPCI DSS認定を取得し、警察や銀行、クレジットカード業界などの厳しいセキュリティ要件が求められる分野で採用されています。さらに日本通信は、世界最高水準のセキュリティを確保しつつも、利便性を損なわずに本人認証と取引内容の改ざん防止を可能とし、スマートフォンで金融取引を含めて社会全体で利用できる安全・安心・便利なデジタルIDの共通プラットフォーム化も進めています。日本通信は今後も、チャレンジャーであり続け、安全なモバイル環境が、国境を越えた社会インフラになることを目指しています。
日本通信株式会社の公式サイト:https://www.j-com.co.jp/index.html
株式会社そうそうについて
株式会社そうそうは、東京都荒川区に本社を構え、2022年8月17日に設立されました。主な事業内容は、残す側(故人)と残される側(遺族・友人等々)のつながりに焦点を当てた新しいライフエンディングプラットフォーム「SouSou」の構築と、それを活用した各種サービスの提供です。「縁起を形にする」をミッションにデジタル技術だからこそ実現可能な価値を活かした新しいライフエンディング体験の創出を目指しています。 なお、代表者、資本金、プレスリリースに関するお問い合わせ先は以下のとおりです。
代表者:日下上総
資本金:109,806,988円 ※資本準備金を含む
プレスリリースに関するお問い合わせ先:info@sousou-officail.com