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【特別対談】
歴史ある葬祭用品メーカーとデジタルスタートアップが提供する新しい供養体験

2025年1月28日 / 特集記事

株式会社そうそう(以下 そうそう)とトモエ陶業株式会社(以下 トモエ陶業)は、2023年11月に資本業務提携を結びました。

本対談では、トモエ陶業代表取締役・可児錠二氏(写真左)とそうそう代表取締役・日下上総(写真右)の2名に、業務提携に至った経緯や提携内容、今後の展望についてお話をお伺いしました。 ※敬称略

ー 早速ですが、トモエ陶業様の事業内容をご紹介いただけますか。

可児:弊社は、愛知県瀬戸市に本社を構える陶器製造会社です。戦前から食器や陶磁器を取り扱う可児商店を前身に、1971年にトモエ陶業として創業しました。

現在は主に神仏具、葬祭用品などの製造、販売を行っております。

骨壷や手元供養品などを葬儀会社様へ卸す他、自社通販サイトも運用しており、多くのお客様にご利用いただいております。

中でも「虹珠」という手元供養品は、しずくをモチーフにした独特な形状で、特に人気の商品です。今回のそうそう様との協業でも虹珠が大きく関わっています。

ー ありがとうございます。そんなトモエ陶業様とそうそうが業務提携に至る最初のきっかけは何だったのでしょうか。

日下:可児社長と初めてお会いしたのは、2023年6月頃です。弊社の内部専門家としてご協力いただいている芝浦工業大学の瓜生大輔先生からご紹介いただいたのがきっかけでした。

初対面の際に、可児社長が新しい挑戦に非常に積極的な方だという印象を持ったことを覚えています。その後すぐに業務提携のお話をさせていただき、具体的な内容を詰めていきました。

ー 可児社長から見た「そうそう」と日下の印象はいかがでしたか。

可児:日下さんはスタートアップの創業者として、ビジネス的なスキルに長けているだけではなく、葬祭の歴史や文化にまで深い理解をお持ちであると感じました。新しいサービスを創る上で伝統的な葬祭業界と対立するのではなく、業界を理解し、連携して新しい価値を創造しようという姿勢に感銘を受けました。

さらに驚いたのは、創業初期からエンジニアや弁護士といった専門家を内製化している点です。良いサービスを作っていく上で、強固な組織体制は必須のものですので素晴らしいと感じました。

ー スタートアップである「そうそう」への資本業務提携を決断した理由は何だったのでしょうか。

可児:我々は、伝統的な供養文化を守りつつも、新しい価値を創造する必要性を感じていました。そうした中で、そうそう様のデジタル技術を活用した新しい供養体験の提案は、非常に魅力的でした。

また、日下さんの業界と向き合う姿勢や強固な組織に強く信頼できたのが、提携を決断した大きな理由です。

トモエ陶業の可児社長

ー 具体的に、2社での提携内容について教えてください。

日下:今回の提携では、トモエ陶業様のリアルの供養品である「虹珠」と弊社のデジタルサービスを融合した新しいメモリアルグッズを開発いたしました。

具体的には、SouSouのメモリアルページのリンク情報を書き込んだNFCタグ※を「虹珠」に組み込みました。これにより、「虹珠」にスマートフォンをかざすだけで、大切な方の想い出が詰まったメモリアルページに自動遷移することができます。このページは、家族や友人が写真やエピソードを共有できる共同編集機能も備えており、一緒に追悼の場を作り上げることが可能です。

このメモリアルグッズを通して、利用者がいつでも故人やペットを追悼でき、つながりをより強く感じられる新しい供養体験を実現しました。

※NFCとは、Near Field Communicationの略称で、13.56 MHzの周波数を利用する通信距離10cm程度の近距離無線通信技術を意味しています。

「虹珠」をスマホで読み込むと故人様の想い出のページにアクセスすることができる。

日下:メモリアルグッズは昨年6月に横浜で開催されたフューネラルビジネスフェア2024にて初展示したのですが、ブースに来訪された方から非常に注目を集めました。また、ペット葬儀を手がける霊園での物販商品ラインナップに加えていただくよう営業を行った結果、1ヶ月程度で全国で20店舗以上で取り扱いが決定し、業界内でも高い評価を得ています。

可児:デジタル技術を取り入れることで、供養品としての可能性が大きく広がったと感じています。虹珠が持つ美しいデザインに、そうそう様のサービスが加わることで、より多くの方々の心に寄り添える商品になったと感じています。

ー 今後「そうそう」に期待することを教えてください。

可児:これからも、伝統と革新を融合させた新しい供養文化を共に創り上げていきたいです。そうそう様の技術力と柔軟な発想には大いに期待しています。

日下:ありがとうございます。ご期待に応えられるよう、引き続き取り組んでまいります。

そうそうでは、2025年1月に
残す人と残される人の「想い」をつなぐデジタル終活アプリ「SouSou」を正式にリリースしました。
※サービス紹介ページ:https://sousou-official.com/service-page

iOS及びAndroidのいずれにも対応しております。
以下のリンクボタンより各種ストアのインストールページにアクセスできます。
トモエ陶業様について
企業名 株式会社トモエ陶業
代表者 代表取締役 可児錠二
所在地 愛知県瀬戸市北浦町3-36
事業内容 骨壺や神仏具、葬祭用品などの製造・販売
WEBサイト https://tomoetogyo.jp/

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