お知らせ
【特別対談】
株式会社メモリード様とデジタルスタートアップが目指す
新しいお別れの形
2025年3月6日 / 特集記事

株式会社そうそう(以下 そうそう)と株式会社メモリード(以下 メモリードは、2023年11月に資本業務提携を結びました。
本対談では、メモリード葬祭本部長代理 山岸邦彦氏(写真左)とそうそう代表取締役・日下上総(写真右)の2名に、業務提携に至った経緯や提携内容、今後の展望についてお話をお伺いしました。
※敬称略
ー 早速ですが、メモリードについて教えてください。
山岸:メモリードは、1969年に長崎で創業し、互助会を基盤とした冠婚葬祭サービスを提供している企業です。現在、1都7県で事業を展開し、約100万人の会員様に安心と信頼のサービスをお届けしています。特に葬儀においては、会員制の互助会システムを活用し、経済的負担を抑えながらも、故人様やご遺族に寄り添った葬儀を実現できるよう努めています。また、近年では葬儀の多様化に対応し、家族葬や直葬、オンライン相談など、新たなニーズにも柔軟に応じています。加えて、地域密着型の運営を大切にしながら、法要や供養のサポート、終活相談など、生前からご家族を支える取り組みも行っています。
ー ありがとうございます。メモリード様とそうそうが資本業務提携に至る経緯について教えてください。
日下:弊社はエンディングプラットフォームを開発・運用するにあたり、自社単体での開発に閉じることなく、多くの業界関係者様との協業を通じて事業を進めていきたいと考えておりました。そんな中、私がかねてよりお世話になっている方のご紹介でご縁をいただき、メモリード様に事業連携のご提案をさせていただける機会を得ました。
山岸:私たちはこれまでの伝統的な葬儀サービスに加え、お客様に提供できる新たな価値を常に模索していました。日下さんのご提案を伺った際、デジタル技術を活用したエンディングサービスと弊社事業との協業に可能性を感じたのを覚えています。
ー 業務提携の第一弾として、メモリアルムービーサービスが導入されたと伺っています。
日下:はい。当社の提供するメモリアルムービーサービスを葬儀の演出に取り入れていただくことになりました。メモリアルムービーサービスは、生成AIを活用した新しいサービスです。故人様のお写真をもとに、生前の笑顔や動作を再現した動画を作ることができます。特に、故人様がご高齢の方の場合は若い日の動画が残っていないことが一般的です。若き日のお父さんやお母さんの写真が笑顔で手を振る姿を見ることで、改めて故人様を想い、偲ぶ機会になると考えています。
山岸:すでに関東圏の葬儀で導入されています。実際にメモリアルムービーをご覧になった参列者の方々にも「感動的な演出だった」とご評価いただいています。こうしたデジタル技術を活用したサービスは、葬儀業界ではまだ珍しい取り組みです。実際に導入してみて、故人を偲ぶ場面において映像が持つ力を改めて実感しました。

メモリード葬祭本部長代理の山岸様
ー 今後の連携の構想について教えてください。
日下:現在、当社が開発・運営するエンディングプラットフォーム「SouSou」の仕組みをメモリード様の互助会運営に活かす形での連携を検討しています。「SouSou」にはエンディングノートの機能があり、会員様のエンディングのご意向を詳細に記録することができます。こうした情報をもとに、会員様が求めているサービスをメモリード様から会員様に適切なタイミングでご提案いただくことが可能になります。
また、互助会会員様は、長年会費を支払ってきたにもかかわらず、ご遺族がその契約を知らずに他の葬儀社で葬儀を行ってしまうケースがあると伺いました。これは非常に勿体ないことです。互助会会員であったことや、メモリード様で葬儀をあげることをエンディングノートに記録しておけば、ご遺族が把握し、故人様のご意向を大切にしていただくことができます。
山岸:そうですね。ご遺族が故人の生前契約を把握できる仕組みがあれば、会員様がせっかく用意されたサービスを活用し損ねることがなくなりますし、私たちとしても会員様とのつながりをより深められます。

ー 中長期的な展望として、葬儀保険との連携も視野に入れているそうですね。
日下:はい。「SouSou」では、マイナンバーカードの失効情報をもとに、デジタル上で逝去判定をすることができます。逝去判定情報を活用することで、保険金の受取人が従来の煩雑な書面手続きを省略し、迅速に保険金を受け取れるようになる仕組みを提供することが可能です。
「一番悲しい人が、一番忙しい」というエンディング業界でよく言われる言葉が示すように、亡くなってからご遺族は各種手続きに追われ、大変忙しい日々を過ごします。こうした負担を少しでも軽くすることができる仕組みを、メモリード様と一緒に提供できたらと考えています。
山岸:ありがとうございます。葬儀保険について伺った際、逝去判定の仕組みに加え、保険契約者様からお手紙を預かり、ご遺族様に届ける仕組みも素敵なサービスだと感じました。デジタルならではの付加価値だと考えています。
日下:ありがとうございます。例えば、当社の「タイムカプセルレター」の仕組みを活用し、保険金支払いの際に故人様のメッセージを遺族に届ける仕組みを提供できるのではないかと考えています。私たちは、残す人と残される人の「想い」をつなぐデジタル終活サービスを目指していますので、こういった点をご評価いただけるのはありがたいです。
ー 「そうそう」に今後期待することを教えてください。
山岸:私たちは、葬儀の形が時代とともに変化する中で、ご遺族の負担を減らし、より心のこもったお別れの場を提供したいと考えています。そのために、「SouSou」さんとは今後も密に連携し、新たな価値を共に創造できたらと思っています。
日下:ありがとうございます。引き続き新しい価値を創造していけるよう努力してまいります。

残す人と残される人の「想い」をつなぐデジタル終活アプリ「SouSou」を正式にリリースしました。
※サービス紹介ページ:https://sousou-official.com/service-page
iOS及びAndroidのいずれにも対応しております。
以下のリンクボタンより各種ストアのインストールページにアクセスできます。
名称 | 株式会社メモリード |
---|---|
対談者 | 葬祭本部長代理:山岸邦彦 |
所在地 | 群馬県前橋市大友町13-14 |
WEBサイト | https://kanto.memolead.co.jp/ |