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お知らせ
エンディングプラットフォーム「SouSou」、
上場企業2社との事業連携による資金調達
(プレシリーズA(セカンドクローズ))にて累計調達額3億円突破
2025年 9月1日 / プレスリリース
通信・決済領域での事業連携により「終活インフラ」構築を加速

エンディングプラットフォームアプリ「SouSou」を運営する株式会社そうそう(本社:埼玉県川口市、代表取締役:日下上総、以下「当社」)は、プレシリーズAラウンドのセカンドクローズにて、日本通信株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:福田尚久)、およびウェルネット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:宮澤一洋)の2社から約3,000万円の出資を受け、累計調達額が3億円を突破したことをお知らせいたします。
通信・決済という社会インフラ領域の先駆企業との事業連携を通じ、当社が保有するアプリ利用者様の「ライフエンディングデータ(詳細後述)」を活用した「終活インフラ」の社会実装を本格化してまいります。
資金調達の背景と目的
高齢化が進む中、「終活」は誰もが直面する課題となりつつあります。一方、遺族には公共サービスの停止、契約整理、相続手続き、香典や弔電など、数多くの連絡や対応が重くのしかかっています。その多くがアナログで属人的に行われており、遺族の心身の負担や情報の伝え漏れ、不正ログインをはじめとしたデジタルサービスの不正利用リスクも大きな課題です。また、本人の最期の希望が正しく共有されないケースも少なくなく、「自分らしい終わり方」が実現しにくいのが現状です。
当社は、誰もがアプリ上で簡単に意向を記録できるデジタルエンディングノートに、テクノロジーの力で「確かな本人性」と「逝去したという事実」を担保した安全・確実な「ライフエンディングデータ」の仕組みを設計。これをもとに、ご逝去後の手続きをなめらかに進めるプラットフォーム「SouSou」を提供しています。
今回の資金調達は、通信や決済といった日常インフラと連携し、これまでご本人とご家族だけに任されてきた終活を社会全体で支える仕組みへと進化させる第一歩です。
資金調達概要
調達金額 | 約3,000万円(累計調達額は3億円超) |
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調達方法 | 第三者割当増資 |
引受先 (敬称略・順不同) |
日本通信株式会社 ウェルネット株式会社 |
資金用途 | エンディングプラットフォーム「SouSou」の機能拡充、マーケティング、事業連携による新サービスの開発、採用・組織強化 |
「SouSou」が提供する「ライフエンディングデータ」とは
人生の終わりにまつわる情報は、ご本人がどれだけ希望を残していても、「確かな本人性」と「逝去したという事実」が担保されなければ、社会的な手続きに活かすことができません。
「SouSou」は、この2点をテクノロジーの力で正確かつ安全に証明することで、ご逝去後に必要な手続きをシームレスにつなぐ「ライフエンディングデータ」という仕組みを構築しました。
この「ライフエンディングデータ」は、以下の3つのプロセスを通じて生成・管理されます。
① 本人確認された意向情報の登録
アプリ利用者様がマイナンバーカードで厳格な本人確認を行った上で、エンディングノートやタイムカプセルレターなど、自身の最期に関する意向をアプリ上に記録。これにより、従来のエンディングノートでは実現できなかった「本人性が担保された意向情報」が蓄積されます。
② ご逝去の確実な検知と判定
利用者様の逝去の可能性をシステム上で漏れなく自動検知し、利用者様が生前に指定した「管理者」の方に最終的な判定をいただく仕組みを実装しています。これにより、「確実に本人が亡くなった」という情報が担保されます。
・「SouSou」の逝去判定方法について:https://sousou-official.com/help/function/death-confirmation.html
③ 外部サービスへの安全な連携
本人の明確な同意(同意時の電子署名と履歴管理を含む)に基づき、ライフエンディングデータのうち必要な情報を、提携先のサービスへ安全に連携。「誰に」「何を」「何のために」提供するかを、すべて利用者様に開示した上で実行されるため、情報管理の透明性と信頼性を保ちつつ、ご遺族の事務負担軽減や価値あるサービス提供が可能になります。

今後の事業連携構想について
<1>携帯電話契約の「解約・名義変更」手続きのオンライン化:日本通信株式会社
MVNO事業の先駆者である日本通信株式会社とは、当社の逝去判定情報を活用し、携帯電話契約の「解約・名義変更」のオンライン手続きを実現する新サービスの構想を検討中です。
また同社の子会社であるmy FinTech株式会社とは未来型デジタルID「FPoS」の利用に関する戦略的パートナーシップを構築しています。
将来的に、紙の死亡診断書などを用いた従来の手続きを簡素化し、不正利用の防止や事務負担の軽減につなげることを目指しています。
<2>香典・弔電のオンライン化・逝去後のギフトサービスの構築:ウェルネット株式会社
様々な決済サービスを展開するウェルネット株式会社とは、「SouSou」の本人確認・逝去情報と連携するかたちで、訃報通知や香典・弔電・香典返しの受け渡しなど、大切な人を見送るためのやりとりをオンラインで支援する仕組みを共創すべく、構想段階の検討を進めています。
また、生前に残したメッセージを逝去後にギフトとともに届ける「タイムカプセルギフト」の企画も検討中です。「SouSou」のタイムカプセルレター機能との連動によって、想いを未来につなぐ新しい贈りかたを実現したいと考えています。
当社のライフエンディングの知見とウェルネットの決済の知見を組み合わせることで、ライフエンディング×決済の文脈で今後も様々なサービスを検討していく予定です。
引受先コメント(順不同)
日本通信株式会社 代表取締役社長兼CEO 福田尚久 氏

通信は、データだけではなく、人の想いや安心を届ける手段でもあります。通信に携わる企業として「SouSou」との連携を通じ、人生の最期にまつわる不安をやわらげ、ご家族に少しでも安堵をお届けしていきたいです。
ウェルネット株式会社 代表取締役社長 宮澤一洋 氏

「SouSou」が構想する「オンライン香典」や「タイムカプセルギフト」といった取り組みには、便利さはもちろん、贈る人の想いと受け取る人の気持ちをやさしくつなぐ新しい可能性を感じています。人生の最期の瞬間にも、デジタルだからこそ実現できるぬくもりあるやりとりがある。悲しみの中にも支え合いや感謝が自然に交わされる、そんな社会をかたちにしていきたいと考えています。
本件に関する引受先からの公式情報
エンディングプラットフォーム「SouSou」とは
「SouSou」はマイナンバーカードを活用した新しいデジタル終活サービスです。エンディングノート等の終活に必要な様々な機能を、アプリ利用料金完全無料・ワンストップで提供します。また従来のサービスにはない「①.本人性/真正性の担保」・「②.逝去判定のデジタル化」・「③.外部サービス(データ)連携」という3つの特徴を備えており、今後は様々なパートナー企業との連携を通じて、ご逝去後の各種手続きの自動化・簡略化を目指します。



・「SouSou」のサービス紹介ページ:https://sousou-official.com/service-page
・「SouSou」の紹介動画:https://youtu.be/FwH7Qk-LVJM?feature=shared
事業の急成長にともない、採用を強化中
SouSouは現在、下記の職種を中心に採用を強化中です。
・エンジニア(iOS/Android/バックエンド)
・プロダクトマネージャー
・To Cマーケティングリード
「誰もが安心して人生を終えられる社会」を目指す挑戦に、ぜひあなたの力を貸してください。
採用担当連絡先:sousou-corporate@sousou-official.com
株式会社そうそうとは
株式会社そうそうは、2022年8月に「縁起を形にする」をミッションに掲げ創業。父の死を契機に、大手コンサルティングファームにてデジタル技術に関わる多くのプロジェクトを手がけてきた創業者兼代表取締役は、「デジタル技術だからこそ実現可能な新しいライフエンディング体験」を提供するため、エンディングプラットフォーム「SouSou」(スマートフォンアプリ)の構築を行いました。デジタル分野・エンディング分野等、多様なパートナー企業様との業務提携により、さらなるサービスの拡充を目指しています。
企業情報:https://sousou-official.com/about/
本件に関するお問い合わせ先
株式会社そうそう
担当:小野
E-mail:info@sousou-official.com